ウィンブルドン開催中1

 「ウィンブルドンもベスト4も決まり始めていよいよ佳境だね」
 「スザク、いきなりウィンブルドン、と言われても分からない人も多いと思うが」
 「ウィンブルドンは130年の歴史を誇る世界で最も権威のあるプロテニスのトーナメントの大会だよ」
 「毎年6月末から7月まで二週間に渡って英国で開催されるんだぜ」
 「ブリタニアの歴史では、英国は・・・」
 「そこは突っ込んじゃ駄目だよ、ルルーシュ」
 「大人気ないよな、ルルーシュは。んで、テニスは紳士淑女のスポーツということもあって、アッシュフォード学園でも盛んなんだよな」
 「体育の授業でもテニスがあったね」
 「ああ・・・。そういえば、スザク。授業の時、テニスは初めてだと言っていたが、本当に初めてだったのか?やたら強かったが・・・」
 「強かったな・・・どこに打っても、左右に幾ら振っても全部拾ってくるなんて・・・詐欺だ!」
 「そんなこと言われても・・・でも、授業でやったのが初めてだったけど、テニスって楽しいね」
 「女子と合同授業だと尚良しっ!」
 「翻るスコートに目を奪われているから、おまえは弱いんだリヴァル」
 「煩いっ男子たるもの目を奪われて何が悪い!スザクの短パン姿にニヤニヤしていたムッツリのルルーシュより健全だ!」
 「なっ誰がムッツリだ!」


 (ニヤニヤしていたことは否定しないんだ・・・ルルーシュ)



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毎日ウィンブルドンばかり見ています。



ウィンブルドン開催中2

 「ところで、まだウィンブルドン話が続くわけ?」
 「二週間ずっとウィンブルドン漬けだからね。それしか頭にないんだって」
 「ふん、今週末はF1イギリスGPとウィンブルドンが重なるぞ?どうする気なんだ?」
 「ルルーシュ、そこは本人も頭を抱えているんだから、突っ込んじゃ駄目だよ」
 「なあ、スザク。さっきから誰のことを話しているわけ?」
 「そこは突っ込むべきではないだろう。大人気ないぞ、リヴァル」
 「・・・・・・・・・」
 「何か言いたそうだな、リヴァル」
 「・・・別に」
 「それにしても、今年も雨で試合が沢山順延になっていて大変だよね」
 「1日中雨という日はないが、雨が降らずに中断が無かったのは1日だけだからな・・・雨が多いのは、ウィンブルドンの特徴とはいえ・・・」
 「ちょっと大変だよな。男子で土曜日に始めた試合が中断中断中断・・・で試合が終わったのがなんと水曜日!」
 「あれはちょっと酷かったけど・・・でも、ピンチだった人が中断で気持ちを切り替えて、再開後に好調になったりもして、そういうのも面白いよね」
 「中断中にどう過ごすかも大事だという事だろう・・・しかし、幾ら何でも毎日ロッカールームで7、8時間も過ごすのは辛いな」
 「・・・ルルーシュがロッカールームって言うと卑猥な単語に聞こえる・・・」
 「リヴァル、おまえは何を想像しているんだ・・・」
 「え、何って・・・ルルーシュの想像していることなんて恥ずかしくて言えないっ」
 「身体をくねらせるなっ気持ち悪いっ。おまえの頭の中身の方が余程卑猥だ!」
 「白いウェアに短パン姿で汗を光らせながら走るスザクの後ろ姿をじっくり見ていたルルーシュの頭の中身の方が卑猥に決まってるだろ」
 「いいや、おまえだっ」
 「ルルーシュだっ」


 (早く再開しないかなあ・・・)



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只今雨による中断中。



ウィンブルドン開催中3

 「テニスって性格が出るよな」
 「ん?そう?」
 「そうだぜ。例えば、スザクなんて性格そのままの真っ直ぐなプレーじゃん。思いっきりサーブを打ち込んで、ボールを懸命に追って打ち返す」
 「うん。アウトにならない限りは諦めずに追い駆けるよ」
 「ああ・・・スザクのプレーは見ていて気持ちがいい」
 「同感。それに比べてルルーシュは性格そのままの厭らしいプレイだよな」
 「頭脳的なプレイと言うんだ」
 「スピン掛けまくり、スライスを嫌なところで使いまくり、コードボールが相手側に落ちる、でもって相手を振り回しておいて、自分は定位置から動かない」
 「はっ。そう言うおまえは詰めが甘いよな。オープンスペースが出来ても、ネットに掛けたりアウトにしたりな」
 「煩いなっ俺は繊細なんだ」
 「プレッシャーに弱いだけだろう」
 「・・・性格が悪いプレイよりはマシだ」
 「テニスは精神面も重要な要素だ、おまえが相手なら負ける気がしないな」
 「くっ・・・でもそんな事言ってもいいのかな、ルルーシュ?今度の授業は俺が勝つと思うけど」
 「はっおまえが?どうやって?有り得ないな」
 「そこまで言うからには、負けたら1日俺の言うことを聞いて貰おうかな」
 「1日と言わず1週間でもいいぞ。何しろア・リ・エ・ナ・イ、からな」
 「言ったな・・・スザクも聞いたよな?ルルーシュ、約束は守れよ?」
 「そういう台詞は勝ってから言うんだな」
 「よし。じゃあ次の授業は俺とスザクで組んでダブルス対決だ!」
 「!?」
 「来週の授業はダブルスだって言ってたっけ。一緒に頑張ろうね、リヴァル」
 「!!??」
 「そうそう、短パンはこの間のより短いのを穿くからな(にやり)」
 「!!!???」


 (・・・雨が降らなきゃいいけど)



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ウィンブルドンが終了するまで身動き取れず・・・すみません。

2007.07.06

只管ウィンブルドンを見ていた6月末〜7月上旬の2週間でした。
スポーツで大きな大会があると、どうしてもそちらにばかり時間を取られます。
最たるものはF1ですが・・・。
出張が重なってウィンブルドン期間中だけ拍手に置く予定が、
その後2週間も置きっ放しになってしまったのが悔やまれます。