特派は元旦からお仕事のようです

 「あけ〜まして〜お〜め〜で〜と〜う〜」
 「おめでとうございます」
 「スザク君、お願いがあるんだけど〜」
 「何ですか、ロイドさん」
 「君、門松作れるんだって?」
 「え・・・?ええ、まあ・・・・・・作ったことはありますけど・・・」
 (どうしてロイドさんがそんなことを知っているんだろう?)
 「じゃあ、作って!」
 「は?」
 「だから門松!作れるなら作ってよ」
 「何でですか?」
 「だって、格好良いでしょ、あれ」
 (カッコイイ・・・門松が??)
 「ね、ほら作って作って」
 「でも・・・もう1月1日なので、無理ですよ」
 「えええ、何で!?」
 「あの、年越し前の30日までに飾るものなんです。それ以降は駄目なんですよ」
 「どうしても駄目なの〜?」
 「すみません」
 「う〜ん・・・それじゃあ鏡餅作ってよ」
 「え!?あの・・・鏡餅も駄目なんです。12月28日から飾るものなので・・・」
 「鏡餅も駄目なの〜〜?じゃあ、何ならいいのさ〜」
 「そう言われても・・・・・・すみません」
 「スザク君が作れるって聞いて楽しみにしてたのに〜」
 がっくり肩を落としてロイドさんは去って行った。
 「あの、セシルさん、ロイドさんは急にどうしたんでしょうか?」
 「最近日本の置物に興味があるらしいの」
 「はぁ・・・」
 (門松とか鏡餅って置物って言えるのかなぁ・・・)

 翌日。
 「あの、ロイドさん」
 「ん〜な〜に〜?」
 「門松も鏡餅も無理だったので・・・その代わりと言ってはなんですが・・・」
 「うわ、何これ!?猫?何で右手、上げてるの〜?」
 「えっと・・・これは招き猫って言って・・・金運を招くって言われる猫です」
 「へえ〜変な顔の猫だなぁ!うん、面白い!金運を招くなら、ランスロットの予算倍にしてくれないかなあ」
 「さあ・・・それはロイドさん次第だと思うんですけど・・・」
 「これ、くれるの?」
 「はあ・・・これでよければ」
 「うわあ、ありがとう!スザク君!」
 「いえ、どういたしまして」
 招き猫はランスロットの傍に置かれることになった。
 (ランスロットに金運を招いて効果があるのかなぁ・・・)



アッシュフォード学園生徒会2 一人猫祭り中

 どうすればいい?どうするべきだ?何を言えばいいんだ?
 「にゃ〜お、にゃ〜にゃ〜、にゃにゃ〜お・・・・・・あ、ルルーシュ来たんだ」
 「おまえは何をしているんだ」
 猫の着ぐるみを着て!猫祭りはもう終わったぞ!
 「アーサーと仲良くしようとしているところ」
 「猫の着ぐるみを着てか?」
 「うん。会長さんが同じ姿をしていたら、警戒心が薄れるんじゃないかって」
 「・・・・・・何でにゃ〜にゃ〜言ってたんだ?」
 「猫語を話した方がより効果的かなぁって思って」
 「・・・・・・」
 「ルルーシュ、どうかした?」
 「・・・・・・にゃ〜・・・・・・って」
 「?ルルーシュ?」
 「にゃ〜って、言ってみろ」
 「・・・?にゃ〜?・・・ルルーシュ、これでいいの?」
 「もう一回。今度は俺の名前を呼んでから」
 「???ルルーシュ・・・にゃ〜?」
 「・・・・・・っ」
 (会長、グッジョブ!!!!!)



アッシュフォード学園生徒会3 続・一人猫祭り中

 「ス・・・スザク」
 「何?ルルーシュ?」
 「猫に成り切るんだろう?にゃ〜を忘れてるぞ」
 「あ、そっか。何にゃ〜?ルルーシュ?」
 「・・・・・・っ」
 「ルルーシュ?」
 「あ・・・ああ・・・えっと、動物は相手に気を許している時に腹を見せるっていうから、腹を見せてみたらどうだ?」
 「腹?」
 「こう・・・仰向けになって・・・ほら、犬がよくやっているだろう」
 「ああ、そっか!ありがとう、ルルーシュ!やってみるよ!・・・あ、やってみる、にゃ〜」
 ルルーシュが言う通り、腹を見せてアーサーの傍に寝転がってみる。
 「・・・・・・・・・・・・っっ!!!!!」
 「ルルーシュっ!?」
 僕が呼び止める間もなく、ルルーシュは鼻を押さえて生徒会室を飛び出してしまった。
 「うわっルルーシュ!?・・・何だあいつ、血相変えて。・・・・・・・・・スザク、おまえは何をやってるんだ?」
 「アーサーと仲良くなろうとしてたんだけど。あ、してたんだにゃ〜」
 「・・・・・・。だからって何で猫の着ぐるみを着てるんだ?]
 「会長さんが同じ姿なら警戒心も薄れるじゃないかってアドバイスしてくれたんだ・・・にゃ〜」
 「じゃあ、腹を見せて寝転がってたのは?しかも何だ、にゃ〜って」
 「猫語を話せば更に効果的かなって。あと、ルルーシュが動物は相手に気を許している時は腹を見せるって教えてくれたんだにゃ〜」
 「・・・・・・・・・」
 「リヴァル?」
 「あ〜スザク。友人として一言忠告しておく」
 「???うん」
 「おまえの素直なところは凄く良いところだと思う」
 「ありがとう」
 「けど・・・少しは人の言うことを疑ってくれ」
 「は?」
 「頼む、これもお前の貞操と俺の心の平穏の為なんだ!」
 「???何だかよく分からないけど・・・」
 「取りあえず、腹を見せるのだけはやめろ、絶対にやめろ。頼むからやめてくれ。おまえの為に!俺の為にも!」
 「う・・・うん、分かったよ」
 あんまりリヴァルが必死なので、よく分からなかったけど取りあえず頷いた。



アッシュフォード学園生徒会4 一人猫祭り・後始末

 「なんで着ぐるみを脱いだんだぁぁぁ、スザク!!!」
 「え?・・・・・・だって、猫の手じゃ書類書けないし」
 「根性で書け!気合で書け!おまえなら出来る!!」
 「いや、根性とか気合でどうにかなる問題じゃないと思うよ?」
 「ルルーシュの口から”根性”とか”気合”とかって言葉を聞くと、すっげー違和感・・・」
 「何か言ったか、リヴァル!?」
 「いえ、何も」
 「スザク、そのおまえの無駄に良すぎる運動神経を今こそ生かせ!猫の手で書類を書いて見せろ!」
 「・・・運動神経が良くてもどうにもならないと思うけど・・・」
 「そんなに着ぐるみを俺に見せたくないのか!スザク〜〜〜っ」
 「そういう訳じゃないけど・・・」
 「なあ・・・話、変わってないか?」
 「ちょっ、ルルーシュ、何で泣いてるの?」
 (そんなことより、仕事をしろ!男ども!)



アッシュフォード学園生徒会5 代理で謝罪

 「新年早々、この拍手画面が表示されなかったそうだ」
 「サーバーがダウンしたの?」
 「いや、そうでは無いようだ。他サイト様で押したら表示されたそうだから」
 「ふ〜ん、でもじゃあ、何が原因だったの?」
 「それ何だが・・・メッセージのローテーションを1〜5を回すを選択していたのに4までしか使っていないからでは?と管理人は考えたようだ」
 「あ〜なるほど。って、これ拍手を設置したことのある人にしか分からない話だね」
 「まあな。それで5を使わねば、と今必死にこの文章を書いている訳だ」
 「・・・・・・焦って書いている姿が目に浮かぶようだね・・・・・・」
 「そこでだ。たいへん申し訳なかったということで、謝罪の意を示す為、猫の着ぐるみを着ろ、スザク!」
 「えええ!?なんで!!??」
 「だから謝罪の為だ!」
 「猫の着ぐるみを着るのがなんで謝罪になるの!?」
 「そういうものなんだ!」
 「訳分かんないよ!・・・ルルーシュ、目が据わってるよ!」
 「つべこべ言わずに、着るんだ、スザク!」



 でも結局原因は違いました・・・単にタグを1つ書き忘れていただけでした・・・
 新年早々申し訳ありませんでした!!!

2007.01.07